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自走力を子どもにつける方法

小さい時の幼児学習や知育となると、どうしても親が子どもに勉強をやらせる!みたいな イメージがあると思います。実際、何も働きかけずに自分から勉強します!みたいな子はほぼいないですし、、 何かしら親からの働きかけが必要であるとは個人的に思っています!

しかし・・・!!
これが、ずーっと親が学習を促すばかりでは子どものためにもならないですし、
ずっと親が子どものためにいろいろ決めて準備して、、、っていうのも無理がありますよね。
自分で行きたい高校を決めたり、自分のしたいことや夢ができたり、
自分の目標に向かって自分で頑張れる子というのが強いのではないかと思います。

逆に、言われたことをやるだけで嫌々していたら、学習することが楽しくなくなってしまい、
きっと伸び悩む時期が出てきてしまうと思います。
そうならないために、幼児教育や知育、小学生のうちからそのような力がつけられるといいですよね。



実は学校で働いていた時、この自走力のあるクラスを作れるかどうかというのは、 教員の働きかけ次第だし、自走力をスモールステップで学んでいく必要があるなというのを実感しました!


いろんなクラスを見てきましたが自走力のあるクラス(自走力のある子ども)は先生の 働きかけで意図して、その力をつけさせています。(子どもたちは気づいてないかもしれませんが)

いつも言っていますが、「はい、自走力つけて!」「自分で考えてやるんだ!」(丸投げ)というのでは、 自走力はつきませんし、この方法で自走力をつける場合はフォローする場合もかなりのパワーとセンスがいると思います。

この記事では、集団の学級で自走力をつけてきた方法を家庭学習という個人に落とし込んでいきたいと思います!!!

目次

・自走力のあるクラスとは?

まず、自走力のあるクラスとは自分達でやるべきことを考えて行動することができます! たまに、担任の先生が不在で他のクラスに自習へ行った時、指示をしなくても 自分達で次々に動いていく子どもたちの姿が見られるクラスがありました。 若い頃は、自分のクラスではこうもうまくいかず、何が違うんだ?と驚いたことがあります!

そんな経験から自走力のあるクラスになるポイントは、、、

1,基本がきっちりできている

まず人の話を目を見てきく、お礼を言うなどあたり前のことが当たり前にできます。
これ、簡単なようでクラス全体を徹底させるというのはなかなか難しいんです。
前提として、当たり前でしょ!と思う、人の目を見て話しを聞くとかができない子どもは結構たくさんいます。。。 それを何度も何度もクラスで伝えて、できるようにしていくんですよね。

その時の伝え方として、ただ「人の話を目を見て聞きましょう!」だけでなく、
なぜ、そうするのがいいのかを伝えることが大事です。
例えば今の例で言うと、「話してくれている人に対して失礼な態度で聞かない。」「自分が話す時もそうやって聞いて くれたら嬉しい」「人の話がしっかり聴ける人は信用してもらえる」「お互いの話を真剣に聞けるクラス(集団)と そうでないクラスだったら、どっちで1年過ごしたい」とか、マインドの部分を伝えていきます。

また、しっかりできている子をみんなの前でほめます。
「話を聞いてくれたら嬉しいな」とか 「~さんは、真剣に先生に向き合ってくれるから、人を大事にする人なんだなと思う」とか。 この価値観を大事にしよう!という価値観を伝え、それができたらほめての繰り返しです。
そうすると、少しずつその価値観が浸透していきます。

2,次にする行動を伝えて、練習

基本ができたら、次は自走力をつける練習!
例えば、掃除が早く終わったら、次にすることは?とみんなで考える!
「席に座って、次の授業の準備!」と子どもたちから出るようにする。
そして、それをみんなでやってみる! まず座る。そして、次の授業は算数だね!算数に必要なものは?と机上に準備。 できたかを確認→できるね!!と褒める。 何も難しいことはなくって、あとは気づいてやろう!って思えるかだよね。 そして、気づいた人がみんなに声かけして全員ができると素晴らしいよね。 明日、楽しみにしているね!(もちろん明日忘れていると思うので、掃除前に「昨日みたいに早く掃除が 終わったら、することを思い出してね!」とか声かけは必要) そういうのを繰り返すと、次にする行動がわかり、できる!

3,応用

こういう風に、次にすることは何か?を常に自分でかんがえるようにする。 そうなると、必ず集団の中では自分でかんがえて動く子が出てくるので、見つけて取り上げて、 いい価値観、行動だね!と具体的に褒める。。。の繰り返しです。 これは他の場面でも使えて、困っている友だちがいたらとか、自主学習の方法とか、 ケンカした時の対応とか。基本は、価値観の共有、練習する、ほめる、継続という形ですね!

家庭学習や子育てにも落とし込んでいきましょう!

まずは基本的なことをできるように

例えば、学習で言うと。。。机に向かう練習。1日30分の家庭学習を継続。 明日の準備を早めにする。家の人と一緒に学習するとか、そういう学習習慣系のことですね。 ここがないのに、いきなり一人で考えて、勉強しなさい!はハードルが高すぎます。 自走力をつけるためにも、土台の部分は親子で一緒にしっかり作ってくださいね。


一緒に学習する習慣がついたら、自分で選ぶこと、決めることの大事さを話す。

高学年、中学年なら、大人になったら自分で選択していく話なんかをしてもいいかと思います。 そして、どうして勉強するかという長期的な目標を一緒に決められるといいですよね。 例えば、なりたいものがあるから勉強を頑張る!行きたい学校がある!選択肢を広げたい! などでもいいですよね。

そして、そのためにはどうする?というのを一緒に考えていきます!


ただ学習をするのではなく、 なぜするのか、何のためにするのか、を考えそのための具体的方法を一緒に考えて、行動していきます。 そして、その小さい日々の行動ができたら褒めます! わかりやすい例で言えば、毎朝45分机に向かうという目標!その時間に~をする!など。 できたか、できてないかを表に記録して、1週間終わったら振り返る。
できなかった時はどうしたらいいかとか、そういう次への改善を考えるとか。
例えば、寝坊した日は学校から帰ってきて、いつもより45分朝の分を学習した!とか。

興味のあることをとことん調べてみるとか。図書館に行って本を借りるとか、ネットで調べる、 実際に家で実験してみるとか、そういう経験も大事ですよね。

今回は計画を立てる、調べ学習という点でお話しましたが、一度そういう自分で計画をたてる 練習や調べる練習をしていると、次似たようなパターンの時に自分で動けると思います!

ある程度大人が、その状況を作ってフォローすることも必要ですが、 こういう経験があるかないかが、自走力をに関わってくるのではないかと思います。

低学年なら、〇〇ちゃんはどれを目標にする?など。
簡単なところから一緒に目標を決めるのがいいと思います。 選択式にしたりとか。
ご褒美シールを貼るとか。 一緒に本に載ってる工作や、料理など興味あるものに親子で取り組むとか。

まとめると、自走力の練習をしましょうということです!! 大事なことは2つですね!
・なぜするのか、どうしてやりたいのか、という動機づけや目標を決める(集団で言うと価値観の共有)
・そのための方法を知り、スモールステップでやってみる(練習→褒める→継続のサイクルを作る)

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